京都府教育委員会(高校教育課)は、府立・市立の公立高校の転学試験と編入学試験の概要を「よくある質問」の1ページにまとめています。表示されている更新日は2025年12月11日です。特徴は、いまの在籍が国内か国外かで、試験の種類を分けていることです。このページでは、その区別と、全日制の受験条件・実施の時期・提出書類を整理します。
転入学試験と編入学試験の分け方
京都府の案内は、次のように分けています。
- いま日本国内の高校に在籍している人: 転入学試験(案内ではAと呼ぶ)
- いま国外の学校に在籍している、または在籍していた人(上記を除く): 編入学試験(案内ではBと呼ぶ)
全日制について、2つの試験の条件・時期・書類が並べて書かれています。定時制と通信制については、案内に「各学校で定めているので直接学校に問い合わせてください」とだけ書かれています。
国内在籍の人の転入学試験(全日制):国内の高校に在籍している場合
受験条件は、次の3つすべてに当てはまることです。
- 全日制高校に在籍していて、一家転住により、いまの学校に通うのが難しくなること
- いまの学校と同じ学科への転学を希望すること(在籍校と受験先で教育課程に大きな違いがないこと)
- 今年度、府内の公立高校の転入学試験を受験していないこと
実施の時期は「原則として3月、4月、6月、8月、10月」です。提出書類の準備に時間がかかることがあるため、日数に余裕をもって申し込むよう注意書きがあります。
国外在籍(帰国)の人の編入学試験(全日制):国外の学校に在籍していた場合
受験するには、1か2のどちらかに当てはまり、4にも当てはまることが必要です。そのうえで、3の日本語審査に合格し、教育委員会に受験資格を認められることです。
- 編入を希望する時期までに、国外の学校教育の9年の課程を修了する見込みであること
- 国外の学校教育の10年以上の課程に在籍したこと
- 編入希望の受付時に、教育委員会の日本語審査に合格し、日本での学校生活を送れると判断されること(日本語能力試験のN2以上に認定済みの人は、この審査が免除される)
- 今年度、府内の公立高校の編入学試験を受験していないこと
実施の時期は「原則として3月、8月、12月(最終学年は9月まで)」です。
時期の比較
| 月 | 転入学試験 | 編入学試験 |
|---|---|---|
| 3月 | あり | あり |
| 4月 | あり | 記載なし |
| 6月 | あり | 記載なし |
| 8月 | あり | あり |
| 10月 | あり | 記載なし |
| 12月 | 記載なし | あり |
提出書類と試験の日程・科目
どちらの試験も、書類のうち共通するのは転居先の住所または生活の本拠を確認できる資料です。案内には、住まいの種類ごとに例が挙がっています。持ち家は、固定資産税の納入通知書と明細書の写しか、家屋評価書の写しです。新築・購入は、売買契約書の写しです。借家・社宅は、賃貸契約書の写しか、社宅入居証明書です。そのほか、転入学試験では在籍校から出す成績証明書と教育課程表、編入学試験では在籍校の在籍証明書・成績証明書・健康診断書と、これまでの学校の成績票・卒業証書などの写しが挙げられています。
試験の日程と合格発表は「受験先の学校が決まり次第、学校から連絡」、科目は「国語・数学・英語・面接等、受験先の学校が定める」とされています。学校ごとの実施一覧は、この案内にはありません。
このページの範囲。京都府教育委員会が公表している案内の整理です。個別の事情で転入学できるか・合格できるかは判断しません。電話番号と学校の住所は写していません。その年度の日程と手続きは、京都府教育委員会(府立は高校教育課、市立は京都市教育委員会)と各高校の案内が正です。他の都道府県の公表状況は都道府県別の公開状況で、東京都は都立高校の転学・編入学、大阪府は大阪府の転学の機会、広島県は広島県の公立高校の転入学で確認できます。
よくある質問
欠員がなくても、転入学できますか
欠員や定員の余地についての記載は、公式ページに見当たりません(公式ページに記載なし)。全日制の転入学試験は、受験条件(在籍校と同一学科への転学を希望すること、今年度に府内公立高校の転入学試験を受験していないことなど)を満たす人が対象で、試験日程は「受験先の学校が決まり次第、学校から連絡」とされています。
学校ごとの転入学・編入学の一覧はありますか
公式ページに記載なし。定時制・通信制は「各学校で定めていますので、直接学校に問い合わせてください」と書かれています。
最初の問い合わせ先はどこですか
ページは、詳細について「下記までお問い合わせください」として、府立高校は京都府教育庁指導部高校教育課の指導第2係、市立高校は京都市教育委員会の学校指導課を示しています。定時制・通信制は、各学校に直接問い合わせるよう書かれています。
転学とあわせて確認されやすいこと
- お金: 就学支援金など学費の支援の仕組み
- 続けるか: 休学・退学の違いと、退学後に戻る道
- 時期: 転入学・編入学の受付時期を県別に見る
- 手続き: 転入学の手続きの順番を9道県で比べる
- 条件: 転入学が認められる条件を12道県で比べる
- 書類と試験: 提出書類と試験科目を45都道府県で比べる
- 問い合わせ先: 47都道府県の公式ページ一覧
- 県をまたぐ転居: 元の県と移る先の県で見る順番
- 同じ公開の型の県: 「時期のみ公表」に分類した県の専用ページ(千葉県、神奈川県、愛知県、鳥取県、岡山県、福岡県、大分県)
- 隣り合う県の専用ページ: 福井県(確認できず)、滋賀県(確認できず)、大阪府(時期のみ公表)、兵庫県(各校へ確認)、奈良県(学校別の一覧まで公表)
読む順番の目安: まず受付の時期で期限を確かめ、次に学費の支援を見て、そのうえで手続きの順番を読むと動きやすくなります。続けるか迷う場合は、休学・退学の違いを先に読んでください。
状況別の入口:事情から解説ページへ進む
- 急な転居:県をまたぐ転居の転入学
- 病気で休む:長く休むときの休学・就学支援金・転学/遠隔授業と単位
- いじめを理由に移る:いじめ防止対策推進法とガイドラインの要点
- 外国から帰国した・留学する:帰国した生徒の編入学/外国への留学と単位認定
- 外国籍の生徒の就学支援金:対象になる国籍・在留資格
- 家計の急変:年度の途中で家計が急変した場合の奨学給付金