高校進路デスク

高校の転校(県をまたぐ転入学)のしかた:元の県と移る先の県で見る順番

高校を転校するには、いまの学校と移る先の県の教育委員会に順に確かめます。県外へ移るときの見る順番と問い合わせ先を、公式の記述で並べます。

机と椅子が並ぶ教室

このページでわかること

  • 見る順番: 県をまたぐ転居でも、手続きは法令の書き方どおり、いまの学校から始まります。そのあと、移る先の県の公開の形に合わせて見る場所が変わります。
  • 移る先の県: 公開の形は5つ(学校別の一覧・時期のみ・各校へ確認・別システム・確認できず)に分かれ、形ごとに最初に開くものが違います。
  • 読み方の例: 愛知県・東京都・大阪府・島根県へ移る場合を、公式の記述の範囲で4つ並べています。

転居で県をまたいで高校を移るとき、見る県は2つあります。いま在籍している高校がある県(元の県)と、移り先の高校がある県(移る先の県)です。このページでは、見る順番と問い合わせ先を並べます。県ごとの公開の形は都道府県別の公開状況、手続きの順番を県で比べた表は転入学の手続きの順番の比較で確かめられます。

転入学の後に単位や履修が足りないときの扱いは、転入学・編入学のあとに単位が足りないときの扱いにあります。

見る順番は3段

  1. いまの学校に相談する。法令は、転学の書類を移り先の校長へ送るのを、いまの学校の校長の役目として書いています(法令と県の案内)。転居先が決まる前でも、最初の相談先はいまの学校の担任か教務です。
  2. 移る先の県のページを開く。県外からの転入学を案内している県もあれば、時期だけを案内する県、学校に確認するよう案内する県もあります。次の表で、移る先の県の形に合わせて開くものを確かめます。
  3. 移り先の高校か、県の高校教育課に確かめる。受入れの有無は学校ごとに違うため、県の案内に書かれていないことは、この順で問い合わせます。
元の県と移る先の県で確認すること(順番に)
順番確認する相手・場所確認すること
1いまの学校(元の県)転学の手続きがいまの学校から始まること。在学証明書・成績証明書などを作ってもらう時期。
2移る先の県の教育委員会のページ県の公開の形(下の表)。試験や受付の時期、出願の期限。
3移り先の高校、または県の高校教育課その高校が受け入れるか。県の案内に書かれていないこと。

移る先の県の公開の形ごとの、見る場所

移る先の県の公開の形と、最初に開くもの(2026-09-13確認)
移る先の県の公開の形該当する県最初に開くもの問い合わせ先の順
学校別の一覧まで公表6県
宮城県・富山県・静岡県・奈良県・山口県・香川県
県の公式ページの実施計画・日程の一覧表。移りたい高校の行を見る。学校別の一覧を公表する県の比較いまの学校 → 一覧に載っている移り先の高校
時期のみ公表11県
千葉県・東京都・神奈川県・愛知県・京都府・大阪府・鳥取県・岡山県・広島県・福岡県・大分県
県の公式ページの実施時期と回数。受付時期の一覧で県ごとの月を見る。いまの学校 → 移り先の高校か県の高校教育課(どの学校が受け入れるかは県のページにない)
各校へ確認16県
北海道・青森県・福島県・茨城県・栃木県・群馬県・新潟県・石川県・山梨県・長野県・兵庫県・和歌山県・愛媛県・佐賀県・熊本県・鹿児島県
県の制度の説明。受入れの有無は学校に確認する案内。いまの学校 → 移り先の高校か県の高校教育課
別システムへ1県
埼玉県
県の公式ページが案内している別の検索システム。いまの学校 → システムで見つけた移り先の高校
確認できず13県
岩手県・秋田県・山形県・福井県・岐阜県・三重県・滋賀県・島根県・徳島県・高知県・長崎県・宮崎県・沖縄県
県の担当課のページ。転入学・編入学の案内は見つからなかったが、制度がないという意味ではない。いまの学校 → 県の高校教育課 → 移り先の高校

海外から帰国する場合の編入学は海外から帰国した生徒の高校編入学で別に整理しています。全日制から定時制へなど、課程を変えて移る場合は全日制と定時制の間の転学にまとめました。

最初の相談先がいまの学校であることは、どの県でも同じです。福岡県は、転出については転出先の住居地の高校を受験することになると書いています(福岡県「転入学を希望する皆様へ」、2026-09-13までに確認)。

読み方の例(公式の記述の範囲)

移る先が愛知県の場合(時期のみ公表)

愛知県の案内は、県外から愛知県の高校へ転入学する人に向けて、令和8年度の考査日(5月7日・8月18日・12月3日・令和9年3月24日。新1年生は4月にも実施)と、相談・書類作成・出願・受検の4段階の手続きを示しています。書類のうち転学照会・在学証明書・成績証明書の3つは、いまの学校が作る書類です。学校ごとの受入れ一覧は載っていないため、出願を希望する学校の教頭か教務主任に相談する流れです。名古屋市立高校への転入学は、県ではなく名古屋市教育委員会が窓口になる部分があります(市立高校の窓口が県と分かれる市)。

移る先が東京都の場合(時期のみ公表)

東京都立高校の案内では、募集は年3回で、第一学期は転学と編入学、第二学期・第三学期は転学のみです。募集区分には、転勤等による都外からの一家転住者の区分があります。募集する高校と人数は、学期ごとの募集の発表で示されるため、都のページだけで学校ごとの受入れは分かりません。

移る先が大阪府の場合(時期のみ公表)

大阪府の案内には、府外の高校(公立・私立)に在籍し、保護者の転勤等でやむを得ず府内に一家転住する場合の受入れが別に書かれています。現在在籍している高校と同じ課程・同じ学科の公立高校で受入れを行うとされ、詳しいことは直接問い合わせるよう案内されています。問い合わせ先は、府立高校なら大阪府教育庁高等学校課、市立高校なら各市の教育委員会(市立高校の窓口が県と分かれる市)です。

移る先が島根県の場合(確認できず)

島根県の入学者選抜関連情報のページには、転入学・編入学の案内が見当たりませんでした(2026-09-13確認)。制度がないという意味ではありません。県の担当課のページを開き、載っていなければ、いまの学校を通して県の高校教育課に問い合わせます。

よくある質問

転居して元の県を出るとき、元の県の高校を受験することになりますか

福岡県は、公立高校の転入学試験について「転出については,転出先の住居地の高等学校等を受験することになります」と書いています。ほかの県が転出についてどう書いているかは、このサイトでは集計していません。元の県の案内は、いまの学校を通して確かめてください。

出典: 福岡県「転入学を希望する皆様へ」(2026-10-09確認)

愛知県へ移る場合、出願の書類は誰が作りますか

愛知県の案内では、転学照会・在学証明書・成績証明書の3つは在籍校(いまの学校)で作成します。転入学出願届受理証明書は愛知県教育委員会高等学校教育課で受け取り、転入学願の用紙は出願校で交付されます。ほかの県の書類の作り手は、県ごとの案内で確かめてください。

出典: 愛知県「県外からの高等学校への転入学」(2026-10-09確認)

移りたい高校への相談は、書類をそろえる前にしますか

愛知県の案内では、手続きの最初が相談です。出願希望校へ連絡して教頭又は教務主任に相談し、その相談を通して出願校を決めたあとで、必要書類を整えます。書類の提出は考査日の1週間前までに終えるとされています。県によって順序の書き方は違うため、転入学の手続きの順番の比較も見てください。

出典: 愛知県「県外からの高等学校への転入学」(2026-10-09確認)

このページの範囲。転居先で転入学できるか、いつ受けられるかは判断しません。受入れや日程は、在籍校と、移りたい高校または県の教育委員会に確認してください。問い合わせ前に印刷して使える一枚は問い合わせ前の確認シートです。留年(原級留置)になったときの転学は高校の原級留置(留年)の扱いにあります。