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保護者が転居しない県外からの公立高校入学志願の条件(6県)

県外からの入学志願の資格と手続きを6県の公式資料で並べ、在学中の転入学・編入学との違いも示します。

机と椅子が並ぶ教室

このページでわかること

  • 三重県: 保護者の転住を伴わない県外からの入学志願の要項があります。志願できる高校は別表の高校に限られ、保護者が保証人を確保し、入学の期日までに志願先の学区か隣接する学区に転入することが確実な人が対象です。
  • 香川県・徳島県: 香川県は全ての公立高校で全国からの生徒募集を実施し、学科ごとに「生徒のみの転住と自宅通学の両方」か「自宅通学のみ」かを選ぶとしています。徳島県は、県外から全日制を志願するには中学校長を経由して「県外志願特例措置願」を出し、教育長の承認を受けるとし、四国他県からの自宅通学や、志願者のみの転住(県内の身元引受人が必要)などの事情を挙げています。
  • 長野県・埼玉県・静岡県: 県外から志願するには、事前の承認(長野県・埼玉県)か志願資格の確認(静岡県)が要ります。保護者が転居しない場合に当たりうる区分は、長野県の「特別の事情が認められる者」など、県ごとに書き方が違います。
  • このページの範囲: 中学校を卒業して高校に入学するための出願の条件です。いま高校に在籍していて移る転入学・編入学とは別の手続きです。

保護者が県外にとどまったまま、子どもだけが別の県の公立高校へ入学を志願できるかについて、県の公式資料に書かれていることを並べます。公表している県だけを載せ、個別の事情で志願できるかどうかは判断しません。

転入学・編入学との違い

ここで扱うのは、中学校の卒業者が高校の入学者選抜に出願するときの条件です。すでに高校に在籍していて別の高校へ移る転入学・編入学は、受付の時期や書類が別に定められています。転居を伴う場合は県をまたぐ転居の転入学、県ごとの公開状況は都道府県別の公開状況で確かめられます。下の6県の資料には、在学中の転入学の条件は書かれていませんでした。

6県の公式資料に書かれていること

保護者が転居しない県外からの入学志願(2026-10-12確認)
県保護者が転居しない場合に当たりうる区分手続き
三重県「保護者の転住を伴わない県外からの入学志願」。志願できる高校は、スポーツ特別枠選抜を実施する高校・全国大会に出場した硬式野球部のある高校、1学年3学級以下の高校、県内唯一の学科・コースなどを持つ高校のうち、別表に示す高校。志願者は、保護者が保証人を確保し、入学の期日までに志願先の学区または隣接する学区に転入することが確実な人。県外から入学できる人数は、実施する学科・コースの入学定員の合計の5%(昴学園高等学校と水産高等学校は10%)が上限。尾鷲市・熊野市・南牟婁郡の高校は、保護者の居住する住居から通学する人も志願できる。
長野県志願資格は5区分。保護者が転居しない場合に近いのは、(3)飯山高校スポーツ科学科へ志願を強く希望し入寮する人、(4)白馬高校国際観光科・小諸義塾高校音楽科・木曽青峰高校森林環境科またはインテリア科へ志願を強く希望する人、(5)特別の事情が認められる人。最終在籍学校長を経て「志願承認願」を県教育委員会に申請する。令和9年度の申請期間は2026年11月24日から2027年1月13日午後5時まで。特別な事情で本人のみで住む場合は、身元引受依頼・承諾書が証明書類に挙がっている。承認されると、長野県以外の公立高校には志願できない。
埼玉県出願の要件は、出願時に志願者と保護者が県内に居住していること、または2027年3月31日までに県内に転居する予定であること。これに当たらない場合は「正当な事由があると認められた者」に、志願先の高校長が承認する。保護者が転居しない場合に限った区分は、読んだ資料に書かれていなかった。「出願承認申請書」に書類を添えて志願先の高校へ提出し、承認されると「出願承認書」が交付される。期間は2027年1月12日から2月8日(土日祝日を除く)。
静岡県出願条件は5区分。保護者が転居しない場合に当たりうるのは、(4)県外生徒特色選抜(伊豆総合高校土肥分校・川根高校・浜松湖北高校佐久間分校)、(5)保護者の県内への転居を伴わずに学校裁量枠(「中学校における学習」を除く)へ志願する場合。隣接する神奈川・山梨・長野・愛知・東京の地域に居住する場合や、水産に関する学科のない都道府県から焼津水産高校へ志願する場合も挙がっている。どの区分も、在籍している中学校の教諭が高校教育課へ連絡して志願資格を確認し、受付番号を受けてから申請フォームで申請する。(5)は事前に志願する高校へ問い合わせ、期限も別に定められている。
香川県全ての公立高校で「全国からの生徒募集」を実施。県外に住所のある志願者のうち、保護者の転勤等に伴う一家転住などの場合を除いて出願できる。各校が学科ごとに、(1)生徒のみの転住と自宅通学の両方を対象にするか、(2)自宅通学のみを対象にするかを選ぶ。(2)の学科でも、県内に居住する親族(祖父母等)を身元引受人とする場合など、生徒のみが転住する人が出願できる場合がある。令和9年度の実施校・学科と合格者数の上限は、読んだ時点で「7月掲載予定」と書かれていたが、一覧は確認できなかった。志願者の在学中学校が、香川県電子申請システムから出願関係書類の送付を依頼する(中学校卒業後6年目以上の人は本人が申請)。受理後、実施細目などの書類がメールで送られる(11月中旬以降の予定)。保証人の様式や期限は、読んだページには書かれていなかった。
徳島県県外から全日制を志願する人は教育長の承認が必要。承認を受けられる特別な事情は、(1)保護者と県内に転住する場合、(2)四国他県からの志願者で県外の自宅から通学する場合、(3)志願者のみが県内に転住する場合(県内に居住する身元引受人が必要。独立の生計を営む成年者で、 保護者に代わって生徒を指導できる者)、(4)(1)から(3)以外で教育長が特別の事情を認めた場合。対象校の限定は、読んだページには書かれていなかった。中学校長を経由して「県外志願特例措置願」を、県立高校は徳島県教育委員会へ、徳島市立高校は徳島市教育委員会へ提出する。手続前に中学校から教育委員会へ問い合わせる。手続期間は育成型選抜が令和8年12月1日から令和9年1月8日、一般選抜が令和9年1月12日から2月5日、第2次募集が令和9年2月8日から3月2日。

出典: 三重県教育委員会「保護者の転住を伴わない県外からの入学志願に関する要項」/長野県教育委員会「令和9年度長野県立高等学校入学者選抜における県外からの受検要項」/埼玉県教育委員会「本県以外の中学校卒業者が埼玉県公立高等学校に出願する場合の手続について」(令和9年度、志願者向け資料1)/静岡県教育委員会「県外中学校を卒業し、令和9年度静岡県公立高等学校入学者選抜の受検を希望する方へ」(更新日2026年8月31日)/香川県教育委員会「県外から香川県の公立高等学校の入試を受けるには」(令和9年度)/徳島県教育委員会「県外から志願する皆さまへ」(令和9年度公立高等学校入学者選抜)(2026-10-12確認)

読み方の注意

このページの範囲。県の公式資料の記載を整理しました。個別の事情で志願が認められるかどうかは判断しません。志願を考える県の教育委員会の窓口と、在籍する中学校に確かめてください。

よくある質問

保護者が引っ越さなくても、県外の公立高校に入学を志願できますか

三重県は、保護者の転住を伴わない県外からの入学志願の要項を定めています。志願できるのは別表の高校で、保護者が保証人を確保し、入学の期日までに志願先の学区か隣接する学区に転入することが確実な人が対象です。静岡県は、県外生徒特色選抜と、保護者の県内への転居を伴わない学校裁量枠への志願を出願条件に挙げています。ほかの県の扱いは、このサイトでは確認できていません。

出典: 三重県教育委員会「保護者の転住を伴わない県外からの入学志願に関する要項」/静岡県教育委員会「県外中学校を卒業し、令和9年度静岡県公立高等学校入学者選抜の受検を希望する方へ」(更新日2026年8月31日)(2026-10-12確認)

県外から志願するとき、事前の手続きは要りますか

長野県は、最終在籍学校長を経て志願承認願を提出し、県教育委員会の承認を受けるよう定めています。埼玉県は、出願承認申請書を志願先の高校へ提出し、出願承認書の交付を受けるよう定めています。静岡県は、中学校の教諭から高校教育課へ連絡して志願資格を確認し、受付番号を受けてから申請するとしています。

出典: 長野県教育委員会「令和9年度長野県立高等学校入学者選抜における県外からの受検要項」/埼玉県教育委員会「本県以外の中学校卒業者が埼玉県公立高等学校に出願する場合の手続について」(令和9年度、志願者向け資料1)/静岡県教育委員会「県外中学校を卒業し、令和9年度静岡県公立高等学校入学者選抜の受検を希望する方へ」(更新日2026年8月31日)(2026-10-12確認)