香川県教育委員会は、公立高校への転入学(いまの高校から別の高校へ移ること)が許可される条件を「よくある質問」のページで示しています。あわせて、令和8年度の転編入学試験実施計画(PDF)で、全日制・定時制・通信制の学校ごとに、出願期間・試験日・試験科目・提出書類・受験の費用を公表しています。このページでは、許可の条件5つ、試験の時期、試験科目、受験の費用(香川県証紙)を整理します。
転入学が許可される条件(5つすべて)
転入学を許可するのは、希望先の高校の校長です。希望する人は、その旨を希望先の高校に申し出ます。県は、次の5つの条件をすべて満たし、転入学試験に合格した場合に許可されるのが一般的だと案内しています。
- 一家転住など、やむをえない事情があること。
- いま在学している高校と希望先の高校で、教育課程(学ぶ科目の組み立て)に著しい差がないこと。
- 希望先の高校に入学できる学力があること。
- 希望先の高校に、転入学者を受け入れる定員の余裕があること。
- 通学区域に関する規則に違反しないこと。
外国の学校からの編入学
外国の学校から公立高校へ編入学する場合は、「日本の中学校に相当する学校教育の課程を修了し、相当年齢に達していること」「ほかの生徒と同等以上の学力があること」などの条件があると案内されています。詳しい条件は、希望先の高校に問い合わせる案内です。
試験の時期(令和8年度)
実施計画には、全日制は30校の出願期間と試験日が載っています。全日制の多くの学校では、転入学試験が夏(6月〜8月に出願、試験は7月中旬〜8月下旬)と冬(11月〜12月に出願、試験は12月中旬〜下旬)の2回、編入学試験が翌年の2月〜3月に出願、試験は3月中旬〜下旬です。学校ごとの日付は違います。全日制・普通科の2校を例に挙げます。
| 学校 | 転入学(夏) | 転入学(冬) | 編入学 |
|---|---|---|---|
| 小豆島中央高校 | 出願 7月21日〜7月31日/試験 8月19日 | 出願 11月27日〜12月4日/試験 12月25日 | 出願 令和9年2月25日〜3月4日/試験 3月26日 |
| 丸亀高校 | 出願 7月21日〜7月24日/試験 8月19日 | 出願 11月24日〜11月27日/試験 12月18日 | 出願 令和9年2月22日〜2月26日/試験 3月26日 |
学校によって、次のような違いがあります。
- 編入学試験が3月のみの学校: 石田高校・津田高校・琴平高校などは、実施計画に「編入学試験は3月のみ」と注記されています。志度高校は、7月と12月には編入学試験を行わないと書かれています。
- 学年が限られる試験: 飯山高校は、12月の転入学試験を1・2年生のみとしています。
- 定時制: 三木高校と丸亀高校の定時制は、転入学試験が9月19日です(出願は三木が9月8日〜10日、丸亀が9月9日〜11日)。
- 通信制: 実施計画の通信制には高松高校と丸亀高校の2校が載ります。試験日は8月22日・3月7日などで、高松高校には12月12日の転入学試験もあります。
試験の科目
全日制の普通科は、国語・数学・英語・面接とする学校が多くあります。専門学科は、これに専門の科目を加える学校があります。たとえば、坂出高校の音楽科は適性検査を、高松第一高校の音楽科は実技を加えます。笠田高校は、農業科と家庭科で実技試験を行うことがあると書いています。通信制は、作文と面接です。作文は、転入学や編入学を志望する理由をテーマに、400字詰め原稿用紙3枚です。
出す書類
転入学では、多くの学校が次の書類を求めています。求める組み合わせは学校ごとに違います。
- 転入学願書(学校所定の様式)
- 転入学照会状(いま在学している高校が作る、転学についての問い合わせの書類)
- 在学証明書と学業成績証明書(学校によっては単位修得証明書)
- 住民票記載事項証明書(学校によっては住民票抄本)、または保護者の転勤証明書
編入学では、編入学願書、最終学校の学業成績証明書、住民票記載事項証明書などです。編入学の書類を「担当まで問い合わせてください」とだけ書く学校もあります。
受験の費用(香川県証紙)
実施計画の注意書きには、課程ごとに、受験の際に必要な香川県証紙(県に手数料を納めるための証票)の額が書かれています。
| 課程 | 必要な香川県証紙 |
|---|---|
| 全日制(県立高校) | 2,200円 |
| 定時制 | 950円 |
| 通信制 | 480円 |
全日制のうち高松第一高校は高松市立で、現金で納めると書かれています。東京都の都立高校の考査料は、全日制が2,200円、定時制と通信制が950円と案内されています(都立高校の転学・編入学)。
このページの範囲。香川県教育委員会が公表している案内と実施計画の整理です。個別の事情で転入学できるか・合格できるかは判断しません。電話番号と学校の住所は写していません。学校別の日付・試験科目・書類は、実施計画の本文と各高校の案内が正で、年度が変わると変わります。他の都道府県の公表状況は都道府県別の公開状況(学校別の一覧を公表する県の年度は一覧の年度と公式ページの更新日の表)、受付や試験の時期を県ごとに並べた表は転入学・編入学の受付時期で確認できます。
よくある質問
欠員がなくても、転入学できますか
県のよくある質問は、転入学が許可される一般的な条件の一つに「転入学希望先の高等学校に転入学者を受け入れる定員の余裕があること」を挙げています。定員に余裕がない場合の扱いは、公式ページに記載なしです。条件はほかにもあるため、全体は出典のページで確かめてください。
学校ごとの転入学の受入れ状況の一覧はありますか
県は「令和8年度公立高等学校転編入学試験実施計画」を公開しており、学校ごとの出願期間、試験日、試験の教科・科目、提出書類、担当職名が載っています。学校ごとの空き状況(定員の余裕)の一覧は見当たりませんでした(公式ページに記載なし)。
最初の問い合わせ先はどこですか
県のよくある質問は、問い合わせ先として「各高等学校」と「県教育委員会事務局高校教育課」を示しています。実施計画には、受験資格等の詳細は各学校に問い合わせるよう書かれています。
転学とあわせて確認されやすいこと
- お金: 就学支援金など学費の支援の仕組み
- 続けるか: 休学・退学の違いと、退学後に戻る道
- 時期: 転入学・編入学の受付時期を県別に見る
- 手続き: 転入学の手続きの順番を9道県で比べる
- 条件: 転入学が認められる条件を12道県で比べる
- 書類と試験: 提出書類と試験科目を45都道府県で比べる
- 問い合わせ先: 47都道府県の公式ページ一覧
- 県をまたぐ転居: 元の県と移る先の県で見る順番
- 同じ公開の型の県: 「学校別の一覧まで公表」に分類した県の専用ページ(宮城県、静岡県、山口県)
- 隣り合う県の専用ページ: 徳島県(確認できず)、愛媛県(各校へ確認)
読む順番の目安: まず受付の時期で期限を確かめ、次に学費の支援を見て、そのうえで手続きの順番を読むと動きやすくなります。続けるか迷う場合は、休学・退学の違いを先に読んでください。
状況別の入口:事情から解説ページへ進む
- 急な転居:県をまたぐ転居の転入学
- 病気で休む:長く休むときの休学・就学支援金・転学/遠隔授業と単位
- いじめを理由に移る:いじめ防止対策推進法とガイドラインの要点
- 外国から帰国した・留学する:帰国した生徒の編入学/外国への留学と単位認定
- 外国籍の生徒の就学支援金:対象になる国籍・在留資格
- 家計の急変:年度の途中で家計が急変した場合の奨学給付金