奈良県教育委員会は、県立高校への転学・編入学を希望する人向けに、受付の条件・手続き・必要書類を案内文書(PDF)にまとめ、令和8年度の転学試験と編入学試験の実施一覧も公表しています(ページの更新日は2026年6月16日)。このページでは、転学の受付条件5つ、編入学の5つの区分、1校を受けて結果が出るまで他校を受けられない決まりを整理します。奈良県の言い方では、高校から高校へ移ることが「転学」、1年生の最初以外の時期に高校へ入ることが「編入学」です。
転学の受付条件(5つすべて)
志願先の高校の校長が、次の5つをすべて満たしていると認めた場合に受け付けます。
- 保護者の転勤などに伴う県外からの一家転住で、在籍する高校への通学が困難であること。
- 奈良県内に保護者とともに居住することが確実であること。
- 高校に在籍していること。
- 転学後、教育課程のうえで継続して学習できること。
- 志願校の当該学年(学科)の定員に余裕があること。
5つすべてを満たさない場合は、在籍校の校長から県教育委員会(高校教育課)に相談する案内です。転学は、高校に在籍している間は原則として1回に限るとされています。
転学試験の時期と手順
試験は原則として8月・12月・3月に行われます。県立山辺高校の通信制課程と大和中央高校の定時制課程は、別の日程です。受付の期間は志願校によって違います。手順は次のとおりです。
- 転学したい旨を在籍校に伝え、在籍校の校長の承諾を得る。
- 志願校を選び、在籍校の校長から志願校の校長へ転学の申し入れをする。
- 受験できることになったら、志願校と在籍校の間で必要な手続きが始まる。
- 手続きが終わり次第、試験の詳細が志願校から連絡される。
- 指定された日時に志願校で受験する。
- 2校以上に志願できるが、1校を受験して合否が出た後でなければ他校は受験できず、最初に合格した学校に入学する。
合格発表は、原則として試験の日に行われます。
転学に必要な書類
| 出す人 | 書類 |
|---|---|
| 在籍校の校長から志願校の校長へ | 転学照会書、教育課程表、在学証明書、成績証明書(出欠席状況を含むもの)と単位修得証明書、転学承諾書(一家転住による場合は不要) |
| 本人と保護者から志願校の校長へ | 転入願、転入希望事由の説明書(一家転住による場合は不要)、奈良県内の市町村の住民票記載事項証明書など(県内に転入後すみやかに提出) |
編入学の5つの区分
奈良県内に保護者とともに住んでいる、または住むことが確実な人で、次のいずれかに当たると志願校の校長が認めた場合に受け付けます。ただし、志願校の当該学年(学科)の定員に余裕がある場合に限ります。
- 保護者とともに原則として外国に1年以上続けて住み、日本の高校に相当する学校に在籍している(していた)人で、帰国後2年以内の人。
- 保護者とともに原則として外国に1年以上続けて住み、日本の中学校に相当する課程は修了したが、高校に相当する課程には在学していない人で、その年度の入学者選抜に出願できなかった人。
- 高校の第1学年以上の課程を修了した後に退学した人。
- 高校を卒業した人で、新たに高校の課程を修了することが必要だと認められる人(同じ学科への編入学は認められません)。
- 高等専門学校など種類の異なる学校に在籍していて、教育的な配慮が必要な特別の事情により、学習の継続が著しく難しいと認められる人。
試験は原則として3月です。手順は、志願校へ直接問い合わせ、必要書類を出し、志願校から試験の詳細の連絡を受けて受験します。転学と同じく、2校以上に志願できますが、1校を受けて結果が出た後でなければ他校は受けられません。書類は、全員に編入学願・編入学希望事由の説明書・住民票記載事項証明書などが必要です。外国から帰国した区分では、外国での学修の履歴と在住期間を証明する書類が加わります。退学・卒業・種類の異なる学校の区分では、成績証明書と単位修得証明書などが加わります。
学校別の試験日は実施一覧で見る
令和8年度の「公立高校転学試験の実施一覧」と「公立高校編入学試験の実施一覧」は、県の「転・編入学」のページからPDFで見られます。受けたい学校の日程は、その一覧と志願校の案内で確かめてください。
このページの範囲。奈良県教育委員会が公表している案内の整理です。個別の事情で転学できるか・合格できるかは判断しません。電話番号と学校の住所は写していません。その年度の日程と手続きは、奈良県教育委員会と各高校の案内が正です。他の都道府県の公表状況は都道府県別の公開状況(学校別の一覧を公表する県の年度は一覧の年度と公式ページの更新日の表)で確認できます。受付や試験の時期を県ごとに並べた表は転入学・編入学の受付時期にあります。
よくある質問
欠員がなくても、転入学できますか
県の案内は、県立高校への転学を受け付ける条件の一つに「志願校の当該学年(学科)の定員に余裕があること」を挙げ、編入学も「志願校の当該学年(学科)の定員に余裕がある場合に限ります」としています。定員に余裕がない場合の扱いは、公式ページに記載なしです。条件はほかにもあるため、全体は出典の案内で確かめてください。
学校ごとの転入学の受入れ状況の一覧はありますか
県のページには「令和8年度公立高校転学試験の実施一覧」と「令和8年度公立高校編入学試験の実施一覧」が置かれています。案内PDFでは、受付の期間は志願校によって異なるとされています。学校ごとの空き状況(定員の余裕)の一覧は見当たりませんでした(公式ページに記載なし)。
最初の問い合わせ先はどこですか
県のページが示す問い合わせ先は、教育委員会事務局高校教育課です。編入学は、案内PDFで「志願校を選び、直接、その学校へ問い合わせてください」とされています。
転学とあわせて確認されやすいこと
- お金: 就学支援金など学費の支援の仕組み
- 続けるか: 休学・退学の違いと、退学後に戻る道
- 時期: 転入学・編入学の受付時期を県別に見る
- 手続き: 転入学の手続きの順番を9道県で比べる
- 条件: 転入学が認められる条件を12道県で比べる
- 書類と試験: 提出書類と試験科目を45都道府県で比べる
- 問い合わせ先: 47都道府県の公式ページ一覧
- 県をまたぐ転居: 元の県と移る先の県で見る順番
- 同じ公開の型の県: 「学校別の一覧まで公表」に分類した県の専用ページ(宮城県、静岡県、山口県、香川県)
- 隣り合う県の専用ページ: 京都府(時期のみ公表)、大阪府(時期のみ公表)、三重県(確認できず)、和歌山県(各校へ確認)
読む順番の目安: まず受付の時期で期限を確かめ、次に学費の支援を見て、そのうえで手続きの順番を読むと動きやすくなります。続けるか迷う場合は、休学・退学の違いを先に読んでください。
状況別の入口:事情から解説ページへ進む
- 急な転居:県をまたぐ転居の転入学
- 病気で休む:長く休むときの休学・就学支援金・転学/遠隔授業と単位
- いじめを理由に移る:いじめ防止対策推進法とガイドラインの要点
- 外国から帰国した・留学する:帰国した生徒の編入学/外国への留学と単位認定
- 外国籍の生徒の就学支援金:対象になる国籍・在留資格
- 家計の急変:年度の途中で家計が急変した場合の奨学給付金