千葉県教育委員会は、県立高校の転入学・編入学試験の実施予定を、時期ごとの報道発表で公表しています。令和8年度の夏(第1学期末・第2学期始め)の発表(2026年6月12日)には、学校ごとの募集締切日・試験日・合格発表日・試験科目まで載っています。対象者、発表の時期、表の見方を整理しました。
発表は時期ごと、年に3回
千葉県教育委員会の「転・編入学試験の実施予定について」(更新日2026年6月12日)は、県立高校と県立中学校の各時期の実施予定を、報道発表へのリンクで載せています。令和7年度の分を見ると、発表は次の3つの時期に分かれています。
- 第1学期末及び第2学期始め(夏季休業及びその前後): 2025年6月13日発表
- 第2学期末及び第3学期始め(冬季休業及びその前後): 2025年11月7日発表
- 年度末及び次年度始め(学年末休業及びその前後): 2026年2月6日発表
令和8年度の分で載っているのは、夏季の2026年6月12日発表だけです(2026-10-09確認)。
転入学試験と編入学試験の対象者
令和8年度夏季の発表は、対象者を次の2つに分けています。
- 転入学試験: 保護者の転勤や転居などで、在籍している学校に通えなくなる生徒と、個別の事情により転学が適切である生徒。
- 編入学試験: 海外帰国生徒や中途退学者など。中途退学者は定時制の課程のみと書かれています。
試験を実施する学校は、全日制の課程で118校、定時制の課程で16校、県立中学校で1校です。表の「区分」の欄は、「転」が転入学試験、「編」が編入学試験、「転・編」が両方を実施することを表します。
学校別の表の見方
発表ページの表には、学校ごとに次の項目があります。
- 学校番号、区分、学校名、学科名
- 募集締切日、試験日、合格発表日
- 試験教科・科目等、面接の有無、面接の対象者
- 備考
備考の欄に、学年ごとの受入れの制限や出願の条件が書かれています。表の冒頭の説明は、「転・編入学試験を実施しない学年等がある場合は、備考欄に示してある」「備考欄に『試験日以降随時実施』とある学校は、試験日以降にも試験を実施する」としています。全日制の課程の学校のうち、最初の2校の書き方を例に挙げます。
| 学校・学科 | 募集締切日 | 試験日 | 合格発表日 | 試験科目 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 千葉高校(表の学校名は「千葉」)普通科 | 7月24日 | 8月4日 | 8月4日 | 国・数・英、面接(本人) | 3年選択科目に制限あり |
| 千葉商業高校 商業科 | 7月2日 | 7月9日 | 7月16日 | 国・英・簿記、面接(本人) | 1、3年なし。本校の教育課程について事前に検討のうえ出願 |
同じ表の中でも、学校によって締切日や試験日、試験の科目が違います。工業の学科では、科目に専門が加わり、備考に「現在その学科に在籍している・していた者」と条件が書かれた学校があります(例: 京葉工業高校の機械科)。面接を受けるのは本人とする学校が多いなかで、保護者も対象に含める学校もあります(例: 柏井高校は本人・保護者)。志望する学校は、表で1校ずつ確かめてください。
千葉県から他の都道府県の公立高校へ移るとき:不受検証明の申請
ここまでは千葉県の高校へ入る側の話です。反対に、転居などで千葉県から他の都道府県の公立高校へ入ることを志願するときは、志願先の教育委員会から「不受検証明書」(千葉県の公立高校を志願しない旨の証明)の提出を求められる場合があります。千葉県教育委員会は、申請の前に志願先の教育委員会へ問い合わせ、必要な書類があるかどうかを確かめるよう案内しています。すでに住民票を志願先に移している場合は、基本的に証明書は不要とされていますが、この場合も志願先への問い合わせが必要です。
令和9年度用の案内(2026年9月30日付)に書かれた申請書類は次のとおりです。
- 証明願(千葉県の別紙様式1)
- 証明書:志願先の教育委員会に所定の様式があればその様式、なければ千葉県の別紙様式2。この証明書が不受検証明書になります。必要かどうか、どの様式かは、志願先に確かめるよう書かれています。
- 千葉県の公立高校を志願しないことを確認する書類を1つ:転居先の住民票のコピー、転居先の住宅購入や賃貸借の契約書類のコピー、社宅等入居証明書、保護者の転勤辞令のコピー、保護者の転居先の在職証明書のいずれか(いずれも保護者名の記載があるもの)。どれも出せない事情があるときは、在籍中学校長が書く副申書(別紙様式3)を出します。
- 返信用封筒1通:定形封筒に110円切手を貼り、郵便番号・住所・氏名を書いたもの
- 過年度生(卒業した人)は、上の書類に加えて卒業した中学校長の副申書(別紙様式3)
提出先は、千葉県教育庁教育振興部学習指導課の学力向上推進室で、郵送か持参です。郵送のときは封筒の表左下に「不受検証明書申請」と朱書きします。書類に不備があると交付されず、1回の申請で出る証明書は1通です。即日では交付されないため、10日前後の余裕をもって申請するよう書かれています。志願先の教育委員会が決めている様式や必要書類は、千葉県のページには載っていないため、志願先の案内で確かめてください。
このページの範囲。千葉県教育委員会が公表している案内の整理です。個別の事情で転学できるか・合格できるかは判断しません。電話番号は写していません。学校別の日程と備考は発表ごとに変わるため、表の全体は写さず、最新の発表が正です。いまの学校から手続きが始まることは法令と県の案内で整理しています。他の都道府県の公表状況は都道府県別の公開状況で、東京都は都立高校の転学・編入学、大阪府は大阪府の転学の機会、神奈川県は神奈川県の転入学・編入学で確認できます。
よくある質問
欠員がなくても、転入学できますか
県の発表は、転・編入学試験を実施する学校を「全日制の課程で118校、定時制の課程で16校、県立中学校で1校」としています。欠員の有無や定員を条件とする記載は見当たりませんでした(公式ページに記載なし)。
学校ごとの転入学の受入れ状況の一覧はありますか
県の発表には、学校ごと・学科ごとの試験日などを並べた表があります。表に載っているのは試験の日程と実施の有無で、受入れ状況(空き)の一覧は見当たりませんでした(公式ページに記載なし)。試験を実施しない学年がある場合は、備考欄に示すとされています。
最初の問い合わせ先はどこですか
県のページの所属課室は、教育振興部学習指導課学力向上推進室です。転学を希望する場合は「現在在籍している学校に相談してください」、編入学の提出書類などは「各校にお問い合わせください」と書かれています。
転学とあわせて確認されやすいこと
- お金: 就学支援金など学費の支援の仕組み
- 続けるか: 休学・退学の違いと、退学後に戻る道
- 時期: 転入学・編入学の受付時期を県別に見る
- 手続き: 転入学の手続きの順番を9道県で比べる
- 条件: 転入学が認められる条件を12道県で比べる
- 書類と試験: 提出書類と試験科目を45都道府県で比べる
- 問い合わせ先: 47都道府県の公式ページ一覧
- 県をまたぐ転居: 元の県と移る先の県で見る順番
- 同じ公開の型の県: 「時期のみ公表」に分類した県の専用ページ(愛知県、京都府、鳥取県、岡山県、広島県、福岡県、大分県)
- 隣り合う県の専用ページ: 茨城県(各校へ確認)、埼玉県(別システムへ)、東京都(時期のみ公表)
読む順番の目安: まず受付の時期で期限を確かめ、次に学費の支援を見て、そのうえで手続きの順番を読むと動きやすくなります。続けるか迷う場合は、休学・退学の違いを先に読んでください。
状況別の入口:事情から解説ページへ進む
- 急な転居:県をまたぐ転居の転入学
- 病気で休む:長く休むときの休学・就学支援金・転学/遠隔授業と単位
- いじめを理由に移る:いじめ防止対策推進法とガイドラインの要点
- 外国から帰国した・留学する:帰国した生徒の編入学/外国への留学と単位認定
- 外国籍の生徒の就学支援金:対象になる国籍・在留資格
- 家計の急変:年度の途中で家計が急変した場合の奨学給付金